監禁・暴行された母親を救った子どもの機転…米アイオワ州での「小さな奇跡」が話題

公開日: 更新日:

 米アイオワ州で小さな子どもが、監禁・暴行を受けていた母親の危機を察知し、スクールバス運転手にメモを渡したことで母親を救った。地元メディアが大きく報じているが、被害者保護の観点から母子の氏名、年齢、子どもの性別などは非公開だ。

 フェイエット郡保安官事務所によると、事件は9月23~24日にかけて、同州ウェストゲートの住宅で起きた。住人の女性が交際相手の男グレンロイ・ミラー容疑者(29=写真は同事務所の公式サイトから)に監禁され、激しい暴行を受けた。

 拘束され、スマホを奪われたため、助けを求める手段がなかった女性は、自身の子どもに、「(緊急通報の)911に電話して」と記したメモを渡した。

 24日午前7時30分ごろ、いつものスクールバスに乗った子どもは、運転手にそのメモを渡した。運転手はただちにバスを停車させて当局に連絡。同事務所の捜査員が急行し、子どもの自宅を訪れたところ、監禁された母親がミラーから暴行を受けていた。

 母親は肋骨を2本骨折し、肺に穴が開く重傷。ミラーは「武装誘拐」「重大傷害を意図した家庭内暴行」などの容疑でその場で逮捕された。

 この事件は、幼いにもかかわらず、状況を正しく判断して母親を救った子どもの行動に「小さな手が大きな奇跡を生んだ」と感動を呼んでいる。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    農水省は「生産量が需要を大幅に上回る」と…“コメ余り”予想でも新米価格が下がらないワケ

  2. 2

    JICAの「ホームタウン」事業撤退で損なわれる国益…排外主義的なデマ拡散で苦情殺到の異常事態

  3. 3

    アナタは大丈夫?映画館・電車でのマナー違反…“自己チュー度”をセルフ診断でチェック!

  4. 4

    恵比寿「たつや 駅前店」では80歳くらいの女子が生ビールのジョッキを両手で抱えて飲んでいる

  5. 5

    “イヤホンつけっぱ”はコミュニケーション拒絶? ラーメン店主が「やめて」と訴え騒動に…

  1. 6

    中山競馬場フードコートに前代未聞の出店!ライバル紙の東スポ食堂を辛口採点してみた

  2. 7

    松本若菜『わたしの宝物』で注目の「托卵妻」って? 識者が予想する“生息率”に男性はゾゾッ確実

  3. 8

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 9

    9月19日から運用開始「スマホ保険証」はほぼ無意味…医療機関や患者を惑わす数々の“落とし穴”も

  5. 10

    実質賃金7カ月連続マイナス…それでも自民党総裁選は「物価抑制」無策で国民生活置き去りに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が“本塁打王を捨てた”本当の理由...トップに2本差でも欠場のまさか

  4. 9

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

  5. 10

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?