五輪費用膨張 元凶はスポーツ団体のワガママと元知事の嘘

公開日: 更新日:

 2020年東京五輪の競技施設を見直す一件で、3日、国際ボート連盟のロラン会長が小池都知事に直接会って「落胆」を表明した。ボート・カヌー会場は、東京湾中央防波堤の「海の森水上競技場」から宮城県の長沼ボート場への変更が検討されている。ロラン会長は「海の森がベスト」と強調していたが、本当なのか。

 というのも、これまでボートもカヌーの団体も、「海の森」に不平不満だらけだったからだ。今年1月の東京新聞や朝日新聞の報道によれば、日本カヌー連盟が「会場は風と波がひどく、競技に向いていない」と再考を求め、五輪5大会を経験したボート選手も「波が岸壁に当たって返し波が来る」と問題点を指摘。ボート・カヌー団体の8割が「五輪後は拠点にできない」と答えているのだ。

 もっとも、それが整備費膨張の背景でもある。「海の森」は東京湾の埋め立て地の間の水路に会場を造る。風や波が競技に影響するのは当然で、その対策もあって、招致段階の整備費69億円が7倍の491億円にまで膨らんだのだ。東京五輪招致に関わった都庁幹部OBがこう話す。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小室圭さんは一度は「婚約辞退」を考えた 内定会見後のお食事会から“異変”が…

  2. 2

    眞子さまの結婚問題に揺れる秋篠宮家 当初は小室圭さんを絶賛された紀子さまに起きた変化

  3. 3

    日本人の「知性低下」を露呈した東京五輪…政治家も官僚も私利私欲に走る

  4. 4

    小山田圭吾が一生涯背負う“十字架”と本当の謝罪 障害者の父親は「謝っても許されない」と強い憤り

  5. 5

    東京五輪入場行進にドラクエのテーマが…作曲家は”安倍応援団” 過去にはLGBT巡り物議醸す発言

  6. 6

    五輪スタッフ、メディア関係者に「インチキ陰性判定」乱発か?検査スリ抜けこんなに簡単

  7. 7

    山崎育三郎“離婚”に高い壁 安倍なつみ復帰でざわつくメディア、本当の異変は?

  8. 8

    MISIA「君が代」斉唱は絶賛だが…東京五輪開会式で“大損”させられた芸能人

  9. 9

    コカ・コーラ社以外は持ち込むな!五輪サッカー観戦で鹿嶋市の小中学生に要望したのは誰だ?

  10. 10

    菅首相がファイザーCEOを国賓級おもてなし ワクチン枯渇“土下座交渉”も思惑また外れ…

もっと見る