【和歌山】鼻息荒い「世耕王国」全国トップの得票率を狙う
【和歌山】(改選数1)
〇〇世耕 弘成56自現
藤井 幹雄58無新
自民の金城湯池の上、経産大臣として抜群の知名度を誇り、「近大マグロ」の水産研究所をはじめ、自身が4代目理事長を務めた近畿大の施設が数多くあることから、地元では「世耕王国」と呼ばれるほど。
官房副長官だった前回は応援演説で全国を飛び回り、地元入りはわずか3回。それでも得票率は全国2番目の77.3%だった。本人は今回、「全国トップの成績を目標にする」と鼻息が荒い。
一方、野党統一候補の藤井は地元の橋本高から東大法学部に進み、和歌山弁護士会会長を務めた人権派。和歌山カレー事件では林真須美死刑囚の1、2審の弁護を担当した。トライアスロン完走26回という体力を生かし、選挙期間中、顔を売るために地元を走り回る。
「つけ入るスキ? そんなもんあるわけない。完全に自民票で固められとる。巨象に挑むようなもんや」(選対関係者)
○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。上段は政治評論家・野上忠興氏、下段は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。