古賀茂明
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古賀茂明

1955年、長崎県生まれ。東大法卒。通産省へ。行政改革などにかかわり、改革派官僚として名を馳せる。2011年に退職、評論活動へ。「日本中枢の崩壊」(講談社)が38万部のベストセラー。近著は「国家の共謀」(角川新書)

11万円“自主返納” 世耕大臣「小責認めて大責回避」の狡猾

公開日:

 官民ファンド「JIC」(産業革新投資機構)をめぐるごたごたでマスコミは大騒ぎだ。経産省は、JIC田中正明社長らに1億円超の高額報酬を約束したのに、それがマスコミに批判されると、手のひら返しでJICに報酬減額を迫ったため、怒った田中社長ら民間役員全員が辞任という事態となった。

 これで、JICは事実上休止状態。来年度予算要求も取り下げ、このままでは廃止という声も出る。

「責任者は誰だ」という声が上がりそうだが、なんと、世耕弘成経産相は、機先を制して、嶋田隆事務次官を厳重注意などの処分とし、自らは、監督責任と称して、経産相としての報酬1カ月分11万円だけ「自主返納」した。いかにも自分が知らぬ間に起きた事務方の暴走という演出だ。同時に、田中社長らが「高額報酬」にこだわったために起きたかのように解説して、カネに汚い連中から国民の税金を守る正義の味方であるかのように胸を張った。

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