宮田律
著者のコラム一覧
宮田律現代イスラム研究センター理事長

1955年、山梨県甲府市生まれ。83年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。「イラン~世界の火薬庫」(光文社新書)、「物語 イランの歴史」(中公新書)、「イラン革命防衛隊」(武田ランダムハウスジャパン)などの著書がある。近著に「黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル: 「反イラン枢軸」の暗部」(平凡社新書)。

国際テロを助長しかねない 展望なき米軍のアフガン撤退

公開日: 更新日:

 米国のザルメイ・ハリルザド・アフガニスタン和平担当特別代表は、9月2日、アフガニスタン駐留の米兵5400人が20週以内に撤退することでタリバンと大筋合意に達したことを明らかにした。しかし、この合意が発表された同日深夜に首都カブールでは、外国関連施設が集まる「グリーンゾーン」の近くで爆発が起こり、少なくとも16人が死亡して、119人が負傷した。この爆発事件でも犯行声明を出したタリバンは米軍撤退後のアフガン政治で主導権を握ることを目指している。

 トランプ大統領はすでに今年1月23日、米軍がアフガニスタンから完全撤退する意向であることをタリバン側に伝えた。トランプ大統領は米軍のアフガニスタンからの完全撤退を来年の大統領選挙向けにアピールしたいのだろう。8月下旬から9月初にかけて行われた米国とタリバンの9回目の協議では、米軍は段階的に、あるいは14カ月以内に完全撤退する意向であることがタリバンに示されたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK桑子真帆アナに“超肉食系”報道…結婚には完全マイナス

  2. 2

    二階幹事長と麻生氏に国民の怒り爆発!怨嗟の16万ツイート

  3. 3

    五輪に執着する菅政権に自民OBが怒り「総入れ替えが必要」

  4. 4

    結局、国民が被害…スガ発言が意味不明なのは他人事だから

  5. 5

    デサントの「水沢ダウン」は海外物を凌駕…国産の実力知る

  6. 6

    海外から酷評相次ぐ 本家ロシアも認めたスガーリンの独善

  7. 7

    河野担当相が“暴走迷走”…ワクチン接種事業に早くも暗雲

  8. 8

    オリラジ吉本退社の明暗…藤森のタナボタはいつまで続く?

  9. 9

    英紙に漏らしたのは誰だ!「五輪中止決定」報道で犯人捜し

  10. 10

    麻生財務相「一律10万円再給付ない」発言に若者も怒り心頭

もっと見る