宮田律
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宮田律現代イスラム研究センター理事長

1955年、山梨県甲府市生まれ。83年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。「イラン~世界の火薬庫」(光文社新書)、「物語 イランの歴史」(中公新書)、「イラン革命防衛隊」(武田ランダムハウスジャパン)などの著書がある。近著に「黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル: 「反イラン枢軸」の暗部」(平凡社新書)。

有志連合が名称変更 自衛隊派遣の検討始めた日本の危うさ

公開日: 更新日:

 8月24日から26日にかけてフランスで開催されたG7ビアリッツ・サミットの期間中、フランスのマクロン大統領は、イランのザリーフ外相をビアリッツに招請し、ドリアン外相と会談させた。G7では、米国が呼びかける有志連合に関する議論もなく、トランプ大統領は、安倍首相との日米首脳会談でも有志連合への言及をしなかった。あたかもトランプ大統領はイラン問題について米国が孤立していることを自覚しているかのようだった。

 マクロン大統領は、フランス、ドイツ、イギリス、日本の意向を代弁するものとしてイランに核合意を順守することを促し、トランプ大統領にも、イランの原油輸出を封じるイランへの「最大限の圧力」を放棄させたい意向だ。マクロン大統領が米国に断りもなくザリーフ外相をビアリッツに呼んだということは考えにくく、トランプ大統領はフランス政府の行動を黙認して、なりゆきを見守ったということだろう。

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