宮田律
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宮田律現代イスラム研究センター理事長

1955年、山梨県甲府市生まれ。83年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。「イラン~世界の火薬庫」(光文社新書)、「物語 イランの歴史」(中公新書)、「イラン革命防衛隊」(武田ランダムハウスジャパン)などの著書がある。近著に「黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル: 「反イラン枢軸」の暗部」(平凡社新書)。

オサマ・ビンラディンの息子が死亡…甦るアルカイダの影

公開日: 更新日:

 オサマ・ビンラディンの息子のハムザ・ビンラディン(1989年生まれ)が死亡したと、7月31日に米NBCテレビが複数の米政府関係者の発言として伝えた。

「ニューヨーク・タイムズ」によれば、2人の米政府関係者はハムザが過去2年余りの間に殺害されたと述べた。オサマ・ビンラディンは、過激派組織「アルカイダ」の創設者で、米国が2001年の911同時多発テロの首謀者と見なした人物である。

 ハムザは、欧米をターゲットにする大規模なテロを考え、アルカイダの「復権」を目指していたとされ、アフガニスタンと国境を接するパキスタンの「連邦直轄部族地域(FATA)」を拠点に活動していたと見られている。彼は、2018年3月に、アルカイダのメディアを通じて、アラビア半島の人々が「不敬虔」なサウジアラビア王政に対して蜂起するように呼びかけた。これに対してサウジアラビア政府はハムザの市民権を剥奪して、米国政府も彼を「国際テロリスト」に指定し、その情報提供に100万ドルの懸賞金をかけた。

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