金子勝
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金子勝慶応義塾大学経済学部教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院 博士課程単位取得修了。 法政大学経済学部教授を経て。2000年10月より現職。TBS「サンデーモーニング」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。『資本主義の克服 「共有論」で社会を変える』集英社新書(2015年3月)など著書多数。新聞、雑誌にも多数寄稿している。

年金破綻隠蔽にも片棒 上野前政務官を国会で徹底追及せよ

公開日: 更新日:

 いま安倍政権が必死に隠蔽を図っているのが年金財政破綻だ。意味のない日ロ首脳会談を27回も重ね、腐敗した内閣改造をハデに押し出し、年金問題を担当していた上野宏史前厚労政務官の外国人労働者口利き疑惑辞任をゴマカそうとしている。

 ようやく公表された年金財政検証は、参院選前に表に出ていたら選挙結果がドンデン返しになってもおかしくないほどヒドイ内容だ。口利き疑惑の上野は政務官に在職中、「所得代替率の5割を確保」などと国会で虚偽答弁していた。メディアは上野答弁をもとに財政検証の裏付けのないまま、その場限りの議論をしただけで、その後は年金問題をスルー。それに乗じて安倍は全世代型社会保障改革を推し進め、年金破綻を隠そうとしている。

 問題は3点ある。まずマクロ経済スライドだ。年金保険料の納付者減少と平均余命の上昇に応じて年金給付額をカットする制度だが、「試算」でさえ国民年金は3割も削られる。フル支給で6・5万円の国民年金を5万円にも満たない状況に追い込み、どうやって生活しろというのか。とりわけ、非正規労働者や母子家庭、農業従事者の妻らは生活困窮者に陥りかねない。

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