金子勝
著者のコラム一覧
金子勝立教大学大学院特任教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

老後2000万円問題 “モリカケ”のような逃げ切りはできない

公開日: 更新日:

 金融庁の報告書に端を発した「老後資金2000万円不足問題」を巡り、与野党対立が激化している。しかし、安倍政権はモリカケ問題と同じように、論理をすり替え、逃げ切りを図ろうとしている。

 麻生財務相が渦中の報告書の受け取りを拒否したことで、報告書はないことになり、ないものだから政府は質問に答えないと閣議決定した。これでは「風が吹けば桶屋が儲かる」と同じ「論法」で、論理も何もない。菅官房長官に至っては、厚労省が金融庁に言ったのは「高齢世帯の収支差額が月5・5万円のマイナス」で、「老後30年間で約2000万円が不足する」というのは金融庁独自の試算でリンクしないと強調する。したがって、政府の公式見解ではないから、受け取り拒否は問題ないという。「5.5万円×12カ月×30年」で単純計算すれば、およそ2000万円なのは小学生でもわかる。どこまで国民をバカにするつもりなのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    パンデミックが起きても慌てない 今から始める備蓄リスト

  2. 2

    厚労省が政権に忖度か 感染者急増の北海道で“検査妨害”

  3. 3

    娘の誕生日ケーキ代を払ってくれた謎の女性の伝言に号泣!

  4. 4

    少なすぎる新型コロナ検査数…安倍政権“陽性隠し”の言い訳

  5. 5

    再雇用中の64歳 大病などがなかったのに退職金が漸減した

  6. 6

    白井聡氏 75年前の失敗のツケを我々の手で清算しなければ

  7. 7

    中居正広「気持ち尊重」発言の意味…退所の真相はリストラ

  8. 8

    どケチ政権が! コロナ対策費に志位委員長「小さすぎる」

  9. 9

    新型コロナ感染拡大で現実味…東京五輪返上で20兆円消失

  10. 10

    フェイク・タンを塗ったまま授乳…赤ちゃんの写真が拡散!

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る