金子勝
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金子勝慶応義塾大学経済学部教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院 博士課程単位取得修了。 法政大学経済学部教授を経て。2000年10月より現職。TBS「サンデーモーニング」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。『資本主義の克服 「共有論」で社会を変える』集英社新書(2015年3月)など著書多数。新聞、雑誌にも多数寄稿している。

「中銀バブル」に打つ手なし…異次元緩和“6年4カ月”のツケ

公開日: 更新日:

 トランプ米大統領とポチの安倍首相が世界経済を壊そうとしている。FRB(米連邦準備制度理事会)が先月31日、10年半ぶりの利下げに踏み切った。ところが、政策金利の引き下げ幅が0.25%にとどまり、パウエル議長が「連続利下げの始まりではない」と発言したため、米株式相場は逆に300ドル以上も下落した。まるで「中央銀行バブル」のようだ。

 ECB(欧州中央銀行)も利下げを打ち出した。だが、EUも米国も消費や失業率は必ずしも悪くない。では、なぜ利下げか。ひとつは、米中貿易戦争のあおりで米国も中国も輸出や設備投資が落ち込んでいる。2019年4~6月期の成長率は、米国が前期の3.1%から2.1%に鈍化し、中国は6.4%から6.2%に減速した。ふたつ目は、欧州で眠る金融危機だ。ドイツ銀行の大幅リストラ、英バークレイズ銀行も株価低迷、イタリアの財政危機もひどい状態だ。米中貿易戦争に伴う欧州の製造業悪化が、金融危機を引き起こしかねない。

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