著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

大震災の虐殺…東京弁護士会は流言飛語を事実と断定した

公開日: 更新日:
作家の吉村昭は「人々の大半が精神異常をきたしていた」と分析した(C)日刊ゲンダイ

 関東大震災は地震の規模がマグニチュード7・9だったことから、死者と行方不明者が約10万人に達するだろうといわれている。これとは別に朝鮮人と中国人、日本人の社会主義者が殺害された。その人数がどれくらいなのかは正確にはわからない。 

 この中には何の理由もなく殺された朝鮮人、… 

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