著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

沖縄の高齢者たちは今もクルマや飛行機の音に怯えている

公開日: 更新日:
日本人の少年兵と会話しようとする米海兵隊員(C)World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ

 沖縄戦は空と海、そして地上の戦いであったのだが、地上戦は県民を交えての総力戦になった。第32軍は確かによく戦った。アメリカ軍が南下するのに2カ月間をかけさせている。むろんその陰には県民たちの戦い、そして犠牲もまた多かった。艦砲射撃や撃ち合いに巻き込まれて死亡したのだ。

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