著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

「蒋介石、軟禁さる」というニュースが世界を駆け巡った

公開日: 更新日:
張学良は1928年に爆殺された張作霖の息子(C)共同通信社

 西安事件は、近代中国にとって重要な事件であった。蒋介石の指揮下に入っていた張学良が、駐屯地の西安を訪れた蒋介石とその幕僚に「反乱」という形で抵抗したのである。もともと蒋介石は、この地での共産党勢力の制圧を張学良や陝西軍の楊虎城に命じていたのだが、2人は「滅共」よりも「抗日」に徹… 

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