地震後に迫る感染症とは…3.11では避難所でノロ感染200人超、16年の熊本地震や24年の能登地震でも
7月28日午後4時27分に発生した熊本県熊本地方を震源とする最大震度7の地震。県は30日、人的被害は120人、406カ所の避難所に計9450人が避難していると発表した。断水は10市町で計7万9700戸、停電は1万8910戸に及ぶ。
県は8月5日にかけて35度以上の猛暑日が続くとして熱中症への注意を呼びかけているが、避難所生活では感染症にも警戒が必要だ。
実際、2011年3月の東日本大震災では一部の避難所でノロウイルスによる感染性胃腸炎が200人を超えた(国立感染症研究所)。
16年4月の熊本地震でも、南阿蘇中学校体育館の避難所で急性感染性胃腸炎が22人発生し、熊本市内の避難所でもノロウイルスやインフルエンザの陽性者が相次いだ(厚労省)。
24年1月の能登半島地震では、医療支援チームが避難所などの急性呼吸器感染症患者52人を診察(石川県災害対策本部)
と発表されている。
熊本地震の被災者はもちろん、今後は首都直下地震や南海トラフ巨大地震などの発生リスクも高い。地震だけでなく、近年は台風や水害などの自然災害で避難所への移動を余儀なくされることもあるだろう。特に今は猛暑日が続く8月。どんな対策が必要か考えておきたい。浜松医療センター感染症管理特別顧問の矢野邦夫氏に聞いた。

















