著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

昭和16年9月6日の御前会議が戦争への伏線だった

公開日: 更新日:
木戸幸一は文部大臣、厚生大臣、内大臣などを歴任。戦後、A級戦犯として起訴されて終身禁錮刑の判決を受け、1955年に仮釈放された(C)共同通信社

 この9月6日(昭和16年)の御前会議での「帝国国策遂行要領」は3項目の決定を明記している。その1項目と3項目には外交交渉の期限設定と、「10月上旬」になっても日本の要求が通らなければ、直ちに対米英蘭戦争を決意するとなっている。大本営政府連絡会議での軍事の側の意向がそのまま通った… 

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