著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

戦争に突き進んだ軍人たちの3つの本音

公開日: 更新日:
帝国議会開設五十年記念式典の昭和天皇(貴族院)=1940(昭和15)年11月29日(C)共同通信社

 当時の日本社会にあって、国策の決定の最高会議はいうまでもなく御前会議である。しかしこの会議で甲論乙駁して国策が決まるわけではなかった。こと戦争政策に関しては、大本営政府連絡会議での決定を御前会議で追認するのが慣例であった。

 大本営、つまり陸軍の参謀本部、海軍の軍令部の責… 

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