著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(11)「玉砕戦術」は軍官僚の責任逃れであった

公開日: 更新日:
遺族に返還された山崎保代アッツ島守備部隊長の認識票(1953=昭和28=年7月28日)/(C)共同通信社

 なぜこれほどの「玉砕戦術」を選択したのだろうか。その理由を確認していくと、すぐに幾つかの理由が挙げられる。しかしより重要なのは、ただ一点に絞られることだ。それは、「軍官僚の責任逃れ」という一事である。これ以上でも、これ以下でもない。私たちはそのことをまずは理解すべきなのである。… 

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