著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「第2次世界大戦と原爆」(18)陸軍と海軍の「原爆研究」…二号研究とF号研究の乖離

公開日: 更新日:
海軍のウラン爆弾開発グループにいた湯川秀樹。ノーベル賞物理学賞受賞後に帰国した当時(前列左、=提供写真)

 陸軍と海軍は、ウラン爆弾の可能性について、その基本的立場も、委託する核物理学の研究機関も異なっていた。アメリカのマンハッタン計画と比べると、雲泥の差というより、天と地ほどの開きがあった。この差異は日本にとって結果的には多くの視点を提供することにもなった。

 日本のウラン爆… 

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