(3)血液型でクスリの効果や副作用が異なる? 心筋梗塞やがんの薬の研究で判明
「血液型に応じて治療方針を変える」といったことは、現時点ではほとんど行われていません。しかしいくつかのクスリに関して、血液型による効き目の違いや副作用の違いなどが明らかになりつつあります。
たとえば脳梗塞などの再発予防に、ワーファリンという薬がよく用いられます。血栓ができないように、血液を固まりにくくする薬です。
しかしO型の人は、もともと血液が固まりにくい傾向にあるため、他の血液型の患者と同量のワーファリンを処方するのは危険だという研究結果が出ています。
血が止まりにくくなるため、歯茎や消化管が出血しやすくなったり、最悪の場合、脳内出血を起こしたりすることがあるからです。脳梗塞の再発は予防できても、これでは元も子もありません。
また心筋梗塞や狭心症に対し、再発予防の目的でクロピドグレルという、血小板の働きを抑えて血栓を防ぐ薬がよく処方されます。
しかし血が止まりにくくなるため、ワーファリンと同じような副作用が出やすくなります。


















