むくんでいるのに脱水…高齢者に潜む「血管内脱水」と腎障害

公開日: 更新日:

「足がむくんでいるのは、水分の取り過ぎが原因に違いない」──そう考える人は少なくない。たしかに、塩分の多い食事や水分バランスの乱れによって、体に余分な水分がたまり、むくみが生じることはある。しかし、高齢者では事情が異なる。足がパンパンにむくんでいるにもかかわらず、血管の中では水分が不足し、腎臓がダメージを受けているケースがあるのだ。「しんクリニック」(東京・蒲田)の辛浩基院長に話を聞いた。

 この一見矛盾した病態は「血管内脱水」と呼ばれることがある。

 医学的には「有効循環血液量の低下」と考えられ、高齢者医療では重要な概念だ。

「人間の体の水分は、すべてが血管の中を流れているわけではありません。細胞の中や細胞の周囲にも存在し、それぞれが適切なバランスを保っています」

 ところが、心不全や慢性腎臓病、肝硬変、低アルブミン血症などでは、水分の分布が乱れる。水分が血管の外へ移動し、足や肺にたまる一方で、血管内を流れる血液量は減少する。

 つまり、「体には水が余っているのに、腎臓へ届く血液は不足している」という状態になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    坂本勇人は巨人“ポスト松井”確定か…由伸、阿部を押しのける筆頭候補になり得る理由

  2. 2

    米球界挑戦の横浜・織田翔希は間違いなく巨人入りに翻意する 松井監督誕生で見えた“説得の筋書き”

  3. 3

    松井巨人に“高橋由伸ヘッド”内定! 人気抜群の盟友タッグでも「嫌われ役」は務まるか

  4. 4

    松井新監督に恥はかかせぬ! 巨人が“ご祝儀補強”で広島主力も大砲助っ人もかき集めへ

  5. 5

    萩本欽一〈56〉告白します 仮死状態で生まれた三男「征九郎」の名前に込めた思いと妻の「奇麗な涙」

  1. 6

    「オレのことは忘れてもらいたい」とまで漏らした松井秀喜氏が巨人監督を受諾した理由

  2. 7

    巨人・松井秀喜新監督の強みは「無知の知」 指導者経験は「12球団で最も劣っている」

  3. 8

    【ソフトバンク】2026年 戦力外通告選手一覧

  4. 9

    巨人が横浜高・織田翔希を単独ドラ1強行指名…ドジャースにケンカを売った「勝算」とは

  5. 10

    外食産業減収を「Go To イート」でカバーの本末転倒…予算かさむ“出来損ない”食料品減税法案の大迷走

おすすめ求人情報

電気工事・設備工事スタッフ/施工管理サポートも学べる/北九州・土日休み・転勤なし
株式会社アイツー・ネット 福岡県 北九州市 正社員
月給26万円~32万円
臨床検査技師/常勤/病院/土日祝休み/週休2日以上
医療法人香流会 紘仁病院 愛知県 名古屋市 正社員
月給20万4,660円~24万8,670円
言語聴覚士/主婦・主夫歓迎/シフト制/週休2日/昇給賞与あり/車通勤OK
医療法人財団恵仁会 富山県 立山町 正社員
月給26万5,000円~34万5,000円
歯科助手/未経験OK・研修制度充実
医療法人こうの歯科 京都府 京都市 正社員
月給21万円
Sponsored by 求人ボックス