IL入りの大谷翔平に専門家が提言 「リアル二刀流を継続するならタイトルは諦めるしかない」
満身創痍のドジャース・大谷翔平(32)が、日本時間10日、15日間の負傷者リスト(IL)に入った。
同日のレッズ戦後に会見したロバーツ監督は、大谷が5試合ぶりにスタメン復帰した8日のレッズ戦でスイングした際、上腕二頭筋に違和感を覚えたと明かし「できる限り(IL入りを)先延ばしにしたかったが、15日間を使っていったんリセットして回復を図ることにした」と説明した。
大谷のIL入りは同9日に遡って適用され、最短での復帰は24日のパドレス戦になる。回復が順調なら、ワイルドカードシリーズが開幕する30日からのポストシーズンには間に合う見込みだ。
大谷は今季、エンゼルス時代の2023年以来、3年ぶりに開幕から投打の二刀流をこなし、投手として14試合で8勝2敗、防御率1.79。DHとして134試合で打率.277、30本塁打、80打点。当初は投手に軸足を置き、一時は同僚の山本やブルワーズ・ミジオロウスキー、フィリーズ・サンチェスらとともにサイ・ヤング賞候補に名を連ねた。21年以来となる二刀流での球宴出場も期待されたが、左膝の炎症で7月11日のダイヤモンドバックス戦の登板を回避。以降は右腕の違和感に加え、首にも痛みを抱える満身創痍に陥り、マウンドから遠ざかっていた。
今季中の投手復帰を断念した大谷について指揮官は「彼を二刀流選手として見ている。(どちらかに専念することは)誰の頭にもない」と断言。来季、再び二刀流として起用する方針を明かしたものの、投打ともこなすのは心身への負担が大きく、消耗も激しい。来季以降も故障に苦しみ、投打で満足な結果を残せない可能性は否定できない。
大谷自身が熱望する二刀流を継続する最善の方法はあるのか。
CS局「Jスポーツ」のMLB中継で解説を務め、現役時代は大洋(現DeNA)で先発、リリーフを経験した評論家の斉藤明夫氏がこう言った。
「投手に軸足を置くのであれば、リリーフを務めるのがベストと言えます。先発と比べてフィジカルの負担は少なく、投手生命も延びると考えられるからです。160キロ超の速球に加え、キレのいいスプリット、スイーパーがあるだけに、クローザーも十分に務まるでしょう」
大谷は侍ジャパンが3大会ぶり3回目の優勝を果たした23年WBCの米国との決勝戦にリリーフ登板。胴上げ投手になったものの、打者として出場しながら、リリーフとして登板準備をするのは物理的にも難しい。


















