ベッセント米財務長官vsマーケット「円」めぐる攻防…円高加速も立ちはだかるのは「1ドル=150円」の分厚い壁
「今や私が胴元だ」「市場が知らない情報を知っている──。ベッセント米財務長官が円売り牽制の「口先介入」を繰り返した効果で、為替市場は「1ドル=155円の壁」をやすやす突破。一時152円台まで急激に円高が進み、足元は153円台で膠着している。市場には「次は『150円の壁』を超える」との見通しもあるが、果たしてどうか。
来週17、18日に金融政策決定会合を控え、日銀の増一行審議委員は10日、福井市内の講演で「さらなる利上げを進めていくことが金融正常化の完成には求められている」と発言。タカ派とも受け取れるメッセージを発した一方、利上げペースについてはコメントを避けた。
すでに市場は今月の利上げを織り込み済み。増は「円安が物価に与える影響が大きくなっている」などと利上げに前向きな言葉を並べたが、円相場は1ドル=153円台後半から前半への小幅な動きにとどまった。


















