呼吸困難の80代男性「まだまだ動きたい」…患者の思いに寄り添う
「肺高血圧症」と「肺血栓塞栓症」を患う80代の男性が、退院を機に在宅医療を始めることになりました。奥さまと2人暮らしの方です。
入院先では、鼻に装着した太めの管から酸素を送る「ネーザルハイフロー」(以下、ネーザル)による治療を受けていました。しかし、次第に本人がネーザルを拒否することが増え、体調も戻りつつあったため、退院することになりました。
病院からの紹介状には次のような内容が記されていました。
「ネーザルによって呼吸状態は良くなっているものの、拒絶感が大きい。トイレへ行く際などに外すと、再装着を忘れがち。指摘すると気分を害される傾向があります」
自分で十分に呼吸ができない場合には、人工呼吸器を使い、酸素が体に十分に行きわたらない場合には、酸素ボンベ(オキシマイザー)などで酸素吸入を行います。ネーザルは、こうした単純な酸素吸入とは異なります。加湿した酸素を流すことで、湿度を保ちながら、痰や呼吸をコントロールする役割も担っています。
退院後、ご自宅ではネーザルと酸素(オキシマイザー)を使ってもらうことにしました。


















