著者のコラム一覧
森高夕次漫画家・漫画原作者

1963年、長野県生まれ。コージィ城倉のペンネームで89年「男と女のおかしなストーリー」でデビュー。原作を務める「グラゼニ」(「モーニング」連載中)は「お金」をテーマにした異色の野球漫画としてベストセラーに。

原作にも“縁”がある雄平 ヒットを打つことだけに集中すべし

公開日: 更新日:

 個人的にもグラゼニ的にも、本当にうれしい。

 セの5月度月間MVPにヤクルト雄平が選ばれた(打率.364、8本塁打、19打点)。02年のドラフト1巡目でヤクルトに入団し、背番号は「16」。ボクが大好きだった石井一久(引退)がメジャー移籍後に番号を引き継いだ。同じ左投手で速いボールがある。石井のような活躍を期待してワクワクしたものだ。

 しかし投手としては1年目に5勝して以降、鳴かず飛ばず。とてつもない身体能力、投手として速い球を投げられるという「天賦の才能」を持ちながら、ストライクを投げられない。しかも、偉大なる後輩のダルビッシュが出てきて、年俸も大きな差がついた(今季年俸はダルビッシュ=約10億円、雄平=1250万円で約80倍)。

 2人とも高校時代はスター。「後輩に追い抜かれて可哀想だね」という人もいたと思う。その気持ちたるや想像がつかない。09年オフに打者に転向し、ダルビッシュがツイッターで「絶対に打つと思います!」と言ったのは、雄平の才能を知っていたからだろう。打者になるのはあと2年は早くてもよかったと思っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学