智弁和歌山4番はドラフト指名の当落線上…高校生はプロでやっていけるかをより慎重に見極める

公開日: 更新日:

 26日、石見智翠館(島根)を9―1で下した智弁和歌山(和歌山)にはドラフト会議で指名されるかどうか、当落線上の野手がいる。1年時から4番を打っている右投げ右打ちの外野手・徳丸天晴のことさ。185センチ、88キロと体格が良く、そこそこ足も速い。この日はライトを守って、3打数1安打。力があるし、鋭いスイングが魅力だね。遠くに飛ばす能力は天性のものだから。時には内野手も兼ねるようだが、いまのところ守備は褒められたもんじゃない。だからオレはあくまでも外野手として評価している。もう社会人チームに内定しているようだから、木のバットに慣れてくる2、3年後が楽しみだ。

【写真】この記事の関連写真を見る(36枚)

 オレが40代でブイブイいわせていた頃、徳丸のように、「素材が良くても、いまひとつ」って選手を見つけたら、球団にダメもとで猛プッシュしていたよ。下位で安く取って、もし大化けしようものなら、スカウトとしての評価が跳ね上がるからね。あの頃は野心に燃えていた。だけど、トシを取るにつれ、高校生を指名するのがおっかなくなった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった