甲子園の裏舞台 担当した選手の活躍がスカウト本人の再就職につながるケースもある

公開日: 更新日:

 ネット裏にあるスカウトの席はいま、隙間だらけだ。スカウトの大半は学校がひと通り出揃った時点で甲子園を後にしている。まるで祭りの後だよ。

【写真】この記事の関連写真を見る(19枚)

■二松学舎大付の左腕は3位か4位

 さて、24日の第1試合に出場した二松学舎大付(東東京)のエース左腕・秋山正雲だ。京都国際(京都)戦に先発して10回をひとりで投げ、12安打6失点。敗戦投手になったものの、収穫はあった。身長170センチと小柄ながら、この日の最速は146キロ。球持ちが良いから低めの球は伸びるし、キレがある。投げ方もいい。体格はまったく違うけど、強いて言えば阪神の岩崎優(30)を彷彿とさせるね。課題は変化球を投げるときに、腕の振りが緩むこと。精度もいまひとつだが、高校生だから許容範囲。本人は敗戦後、さっそくプロ表明したし、ドラフト3位か4位くらいで指名されるだろうね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし