電通の五十嵐博社長が五輪談合への関与認める…28日にも6社4人を起訴 読売報道

公開日: 更新日:

 東京五輪パラリンピックの運営業務をめぐる談合事件で、電通の五十嵐博社長が24日、東京地検特捜部の任意の事情聴取に、談合に関与した法人としての責任を認めたことがわかった。25日の読売新聞が報じた。

 特捜部は「電通」や「博報堂」など、法人としての6社を公正取引委員会の告発を受け、独占禁止法違反(不当な取引制限)罪で28日にも起訴する方針。大会組織委員会大会運営局の元次長・森泰夫容疑者(56)ら4人も起訴する。

 他に起訴されるのは「東急エージェンシー」「セレスポ」「セイムトゥー」「フジクリエイティブコーポレーション」の4社。不正な取引制限の法人の罰則は5億円以下の罰金。告発する公正取引委員会は行政処分も検討する。

 8日に逮捕された森元次長、電通の元スポーツ局幹部・逸見晃治容疑者(55)、セレスポ専務・鎌田義次容疑者(59)、FCC専務・藤野昌彦容疑者(63)の4人の勾留期限は28日。特捜部は併せて4人も起訴する方向だ。

 事前に受注予定業者を決めて、競争を制限した運営業務の契約金の総額は約400億円だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学