川合俊一らと男子バレー“御三家”だった井上謙さんは「発達障害の息子のおかげで学んだ」

公開日: 更新日:

井上謙さん(元男子バレーボール選手・61歳)

 熱戦続きで寝不足の日々が続くパリ五輪。メダルの期待がかかった男子バレーボールの試合を楽しんでいる向きは多かっただろう。石川祐希選手や高橋藍選手の活躍で、五輪前の世界ランキングでは2位につけていた。しかし、男子バレーはこれまで長く低迷。そんななか、80年代の男子バレー人気を支えたのが、井上謙さんや現タレントの川合俊一だ。井上さん、今、どうしているのか。

  ◇  ◇  ◇

 井上さんに会ったのは、東京メトロ・虎ノ門ヒルズ駅そばにある株式会社日立ハイテクサポートの会議室。

「35歳のとき、茨城県日立市の地域リーグ『日立国分トルメンタ』で現役を終え、その後はそこで監督を務めていたのですが、2002年に廃部になり、そのまま日立グループで働いています。東京へは08年に来ました」

 井上さん、まずはこう言った。差し出した名刺には「障がい者雇用支援センタ」とある。

「日立ハイテクグループ全体の障害者雇用をコンサルティングしています。約3年間部長の肩書で、部下6人の部門を率いていましたので、去年2月に60歳定年を迎え、再雇用で一社員となった今は、気持ちが楽になりましたね。ただ、部長のときも部下が優秀で、自分は助けられてばかりだったのですが(笑)」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後