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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

サッカーW杯一色に待った! ウィンブルドンが44歳セリーナ復帰で仕掛ける「聖地の逆襲」

公開日: 更新日:

 新聞業界はいまも“ノーズロ”という言葉を使っているだろうか。広告なしの全面記事、ノーズロースの略とはいかにも男社会を偲ばせるが、最近の運動面は3ページも4ページもノーズロ。広告が取れないからとは思えない。

 高校スポーツからメジャーリーグまで、女子もパラも、ましてW杯となればノーズロでも間に合わない。新聞社には情報を選別評価し紙面を作る整理部という部署がある。スポーツのニュースバリューが定まらず、社内に事業部を抱え、機能していない。ネットにすがればアルゴリズムが支配するから、主体的に情報整理するしかない。

 ワールドカップ騒ぎは日本だけではない。4年に1度、時期が重なるウィンブルドン(6月22日~7月12日)の記者室デスクのモニターもずらりサッカー。予選の始まっている大会の話題を拾ってみる。賞金総額は6420万ポンド(約137億円)、シングルスの優勝賞金が7億7000万円に跳ね上がり、1回戦負けで1700万円、世界ツアーの頂点を誇示する額高だ。第1回は1877年で今年は第139回。女子シングルスも7年後に始まった比類ない伝統だが、そこにあぐらをかいているわけではない。

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