原監督は全権指揮官として球団を私物化…現球団職員を東海大次期監督に根回し

公開日: 更新日:

 原辰徳監督(65)が編成面を含む「全権」を握った第3次政権では、以前にも増して「独善人事」が目立った。

 2021年8月。チームメートへの暴行問題で、日本ハムから出場停止処分を受けていた中田翔(34)を無償トレードで獲得した。当時の日本ハム・栗山監督から頼まれ、救済した形だったと明かした原監督は「非常に強い選手。わっしょいの輪に加わってくれたのはチーム内においても非常に大きい」と珍妙な表現で喜びを表した。

【写真】この記事の関連写真を見る(20枚)

 さるチーム関係者がこう言う。

「このトレードは原監督がほぼ独断で決めた上に、すぐに出場停止処分も解いて一軍の試合で使ったことで、ファンのみならず、球団内や選手からも大ブーイングが起こった。怒っている幹部もいたほどで、この頃はもう誰も原監督を止められなくなっていた。21年は苦しいシーズンだったから、単に長距離打者を補強したかっただけだろうけど、最終盤に10連敗を食らってV逸(3位)。最後の急失速は“中田ショック”といわれました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?