沢尻エリカ「いい子キャラ」に違和感 トゲが抜けたら華も消えた

公開日: 更新日:

「別に……」の頃の鼻っ柱の強さを隠したら、別にどうでもいい女優になってしまった。文化庁芸術祭参加作品「時計屋の娘」で主演した沢尻エリカ(27)。自ら「久しぶりのいい子キャラ」と話していたように、東日本大震災で母を亡くしながら、けなげに頑張る娘を演じた。これがどうにもハマらなかったのだ。

 視聴率は12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と及第点。父親であることを期待される時計職人役の國村隼(58)も、いい味を出していた。ただ、主演の沢尻は低調だったのである。

「視聴者は6年前の“別に”の騒動で彼女の本性を知りました。最近はバラエティー番組で、“あの頃は幼かった”などと釈明していますが、みんな“悪のエリカ”を知っています。いまさら、本当は気さくで明るいんだとアピールされても、シラけるばかり。病気と闘う純粋な女子高生を演じたフジテレビドラマ『1リットルの涙』(05年)では輝きを放ちました。でも、当時とは違う。どうしても生意気な映像がフラッシュバックしてきて、見る側が“いい子役の沢尻”に感情移入ができなくなっているのです」(コラムニストの桧山珠美氏)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…