STAP細胞の“黒幕” 理研・笹井芳樹氏の「素性」と「評判」

公開日: 更新日:

 いよいよ“黒幕”が登場だ。理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)の上司で、発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長(52)が16日午後3時から東京都内で記者会見を開く。

 笹井氏がメディアの前に登場するのは、理研が1月下旬に開いた「STAP細胞」発見の会見以来。笹井氏は論文執筆の中心メンバーで、小保方さんをユニットリーダーに大抜擢する一方、「STAP細胞」の広報戦略を練った張本人といわれる。欠陥論文が投稿された経過や、上司として論文構成にどこまで関わったのか、なぜ事前にチェックできなかったか――などを説明するとみられている。

「笹井さんは万能細胞『ES細胞』研究の国内第一人者です。86年に京大医学部を卒業後、内科研修医として神戸市立中央市民病院に赴任。そこで難病に苦しむ患者を目の当たりにし、脳や神経の研究を目指すようになったといわれています。2年後、脳の分子生物学の権威で知られる京大大学院の中西重忠教授(現・大阪バイオサイエンス研究所所長)の研究室に入り、両生類の未分化細胞から神経を作る研究に取り組み始めたのです」(科学ジャーナリスト)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった