(2)石破政権が急ピッチで進めた「病院船」…1月から運用開始

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 今年1月から運用が開始された病院船ですが、導入が本格的に検討されるようになったのは東日本大震災(2011年3月)がきっかけでした。

 当時、日本では病院機能を持った専用の船はなく、自衛隊の輸送船などに医療設備を積んで代用している状態でした。

 病院船で有名なのが米海軍保有のマーシです。全長272メートル、ICUも備えた大病院といってもいい世界最大の病院船です。米国以外にも英国、中国、ロシアなども保有しています。

 地震や津波などの災害が多い日本でも、洋上から被災地にアプローチできる病院船建造の必要性が言われていましたが、導入の動きが持ち上がっては消えていました。

 東日本大震災では海上自衛隊など日本の船に加え、米海軍の空母ロナルド・レーガンの医療支援も行われ、「海上の病院」の重要性を改めて知ることとなり、病院船導入の機運が高まりました。

 そして、震災1カ月後の4月には民主、自民、公明などの議員が超党派で「病院船建造推進議員連盟」(衛藤征士郎会長)を設立し、5月にはこの年の第2次補正予算に調査費を計上するよう、首相官邸に要請しました。当時、病院船の建造にはおよそ500億円かかるとの試算もありました。

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