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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

テキサス州で予想外の勝利 民主党の新星タラリコが共和党優位の“神話”を崩すか

公開日: 更新日:

 怒鳴らない。相手を責めない。しかも宗教を自然に語る。今のアメリカでは珍しい民主党候補が、南部テキサス州で予想外の勝利を収めた。

 11月の中間選挙に向けた3月3日の予備選で、上院選の民主党候補に選ばれたのは36歳の州議会議員ジェームズ・タラリコ。元教師で、穏やかな語り口から、「次世代オバマ」とも呼ばれる。もし本選で共和党候補を倒せば、保守テキサス州に1988年当選以来の民主党上院議員が誕生する。トランプ大統領も「何としても阻まねばならない」と警戒感を隠さない。

 近年の人口構成の変化で、テキサスは「激戦州」への移行が論じられている。民主党の期待が高まるのは、タラリコが従来の民主党政治家と一線を画すからだ。

 彼の特徴は「静かな説得力」にある。相手を断罪せず、自分の考えを丁寧に積み上げる。民主党候補にありがちな「正しさの押しつけ」にも見えにくい。

 南部らしさもある。キリスト教的価値観を自然に織り込み、宗教や家族を軽視しない。そのため保守色の強い地域にも届いた。

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