「人間とは何だろうか」酒井邦嘉著
「人間とは何だろうか」酒井邦嘉著
言語脳科学の知見をもとに、登場人物の対話による物語形式で、人間が生物や機械とどのように違うかを解き明かしていくテキスト。「人間はどのような生物か」「花や鳥は言葉がわかるのか」「人は人工知能と対話ができているのか」という身近な疑問を、脳が生み出す心と言葉を冷静に見つめ直し、答えを導いていく。
最初のテーマは「人は植物と何が違うか」。
花屋でアデニウムの鉢植えを買った富人は、店員から「よく話しかけながら、手入れしてくださいね」と声を掛けられる。植物は言葉が分かるとも言われるが、理系の富人には信じられない。そんな富人と筆子が知り合い、彼女は彼を植物園で働く千代田のもとに案内する。3人は植物と動物の違いから、なぜ人は花を贈ったり墓に手向けたりするのか対話をしていく。 (河出書房新社 1100円)


















