「股関節痛」「変形性股関節症」で悩んでいる人へ(3)痛み改善法「3Dジグリング」を試してみる
股関節痛に悩んでいる人は、北里大学大学院医療系研究科医学専攻主任教授の高平尚伸医師が考案した体操「3Dジグリング」を試してみてはどうか? 整形外科、リハビリテーション、スポーツ医学を専門とする高平医師が、外来を受診する患者に勧めている方法だ。歩くことが困難なレベルまでひどかった股関節痛がなくなり、スタスタ歩けるようになった人も少なくない。
高平医師の患者の一人、60代の女性は、最初は歩き出すとき、太もも周辺に一瞬現れる程度の痛みだったのが、次第に歩いている最中も股関節が痛むようになり、階段の上り下りさえつらくなった。
夜中には痛みで目が覚めるほどになり、整形外科を受診。画像検査で、寛骨臼形成不全による変形性股関節症と診断された。
寛骨臼形成不全は、股関節の構造上の異常のこと。太ももの骨である大腿骨は先端(大腿骨頭)が球状をしており、股関節のお椀状のくぼみ(寛骨臼)にはまり込んでいる。この寛骨臼のくぼみが生まれつき浅い状態が寛骨臼形成不全だ。
「寛骨臼形成不全の人は、股関節に負担がかかりやすく変形性股関節症になりやすい。股関節痛の8割が変形性股関節症で、そして日本人の場合、変形性股関節症の8割以上が寛骨臼形成不全といわれています」(高平医師=以下同)


















