野地秩嘉
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野地秩嘉ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュや食、芸術、文化など幅広い分野で執筆。著書に「サービスの達人たち」「サービスの天才たち」『キャンティ物語』「ビートルズを呼んだ男」などがある。「TOKYOオリンピック物語」でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

<第13回>迫真の演技だったビートたけしの“シャブ中”

公開日: 更新日:

 高倉健がしゃべれなくなったのは「夜叉」及び「八甲田山」の中で、雪中で凍死した北大路欣也を弔問したシーンのふたつだけである。

 あらためて思うのだが、演技はセリフのうまさではないし、体のキレでもない。やはり、役者の気が出ているか出ていないかでまったく違ってくる。しゃべらなくとも高倉健の存在感は際立っている。

▽のじ・つねよし 1957年生まれ。美術展のプロデューサーを経て作家活動へ。「サービスの天才たち」(新潮新書)、「イベリコ豚を買いに」(小学館)など著書多数。最新刊は「アジア古寺巡礼」(静山社)。「高倉健インタヴューズ」(プレジデント社)が話題に。

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