(3)骸の男が植えた稲なのだ
「でも、でも人が死んでる」
佐助が田に浮かぶ骸を指すが、与作は首を横に振る。
「戦だからな」
自らにも言い聞かせるように低い声で言い、再び黙って稲を刈り始める。
佐助はそのままゆらりと立ち上がって周りを見渡し、初めて気付いた。
田の中だけでは…
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