野地秩嘉
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野地秩嘉ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュや食、芸術、文化など幅広い分野で執筆。著書に「サービスの達人たち」「サービスの天才たち」『キャンティ物語』「ビートルズを呼んだ男」などがある。「TOKYOオリンピック物語」でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

<第8回>筋肉質の太もも見せるため着物にも工夫

公開日:  更新日:

【日本侠客伝 (1964年・東映)】

 この映画が公開された年、東京オリンピックが開かれた。年輩の日本人にとっては忘れられない年である。その年、ヒットした映画は「東京オリンピック」「マイ・フェア・レディ」「愛と死をみつめて」「007ゴールドフィンガー」……。同じ年、高倉健は9本の映画に出演している。「宮本武蔵 一乗寺の決斗」「ジャコ万と鉄」「飢餓海峡」といった、いまもファンの多い作品もあるが、なかでも重要なのが本作「日本侠客伝」だ。

 この作品は好評だったため、シリーズ化され、71年までに11本が製作されている。

 この作品は「健さんがアイドルから名優に脱皮した」(降旗康男監督)映画だ。

 ストーリーは単純そのものである。高倉健は材木問屋に勤める頭の役。材木問屋の主人が病死した後、商売敵の悪徳経営者が意地悪をして、高倉が働く問屋をつぶそうとする。主人公はじっと我慢するが、最後の最後になって、仲間のために立ち上がる。

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