テレ朝「羽鳥」視聴率逆転 日テレ「スッキリ!!」はなぜ抜かれた

公開日: 更新日:

 民放各局がシノギを削る朝のワイドショー戦争で異変が起きている。

 朝8時の時間帯は朝ドラを放送中のNHKを除くと、長らく「とくダネ!」(フジテレビ系)と「スッキリ!!」(日本テレビ系)の2強が視聴率争いで独走。次いで「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)、「白熱ライブ・ビビット」(TBS系)という“序列”だった。

 ところが、11月2週目(9~13日)は午前8時から9時55分の平均視聴率で「羽鳥モーニング」が6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)を記録し、加藤浩次と上重聡アナが司会の「スッキリ!!」(6.0%)を逆転してしまったのだ。これは「羽鳥モーニング」が始まって初の快挙(小倉智昭「とくダネ!」は8.0%、国分太一「ビビット」は3.0%)。

 この結果に沸き立つのがテレビ朝日だ。関係者がこう語る。

「MCを務める羽鳥さんの手腕に加え、生放送へのこだわりを強く打ち出しているのが功を奏しているのかもしれません。MRJの初飛行をライブで伝えたのも、京都のゴミ屋敷の強制代執行をライブで伝えたのも横並びではうちだけ。これからもテレビの醍醐味である生放送にこだわっていきたいです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」