往年の肉体派女優として有名 三原葉子が亡くなっていた

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 1950年代から70年代にかけて、新東宝、東映などで活躍した女優の三原葉子さんが2013年に亡くなっていたことがわかった。消息不明ともいわれていたが、最近ネットで死去の報が流れ、話題になっていた。

 筆者は少し前に出版された「キネマ旬報」の「オールタイム・ベスト映画遺産 日本映画男優・女優100」で、5人の女優の中のひとりに選出したほどファンだった。官能女優として、類いまれな存在感を見せ続けた女優だったからである。

 日本映画の表通りを歩いて、マスコミの注目を浴びたわけではない。演技力を競い合う映画賞とはまったく無縁だった。映画からテレビに移り、個性派として花開いたわけでもなかった。

 にもかかわらず、ある年代の人たちには、大女優たちと遜色ないほど影響を与えたに違いないと思える。

 彼女の出演作を思いつくまま挙げてみよう。「肉体女優殺し 五人の犯罪者」「女体桟橋」「人喰海女」「九十九本目の生娘」「黄線地帯」「現代ポルノ伝 先天性淫婦」「徳川セックス禁止令 色情大名」(年代順)。まったく素晴らしいではないか。

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