発言力低下は必至 SMAP解散でジャニーズ崩壊の幕が開く

公開日: 更新日:

 メンバーを束ねて業界の隅々にまで目を光らせていたチーフマネジャーの飯島三智氏(59)もいなくなり、さらに解散してしまったらSMAPとはいえタダの人というわけだ。が、それがどうして勢力地図の激変にまで発展するのか。

「今の芸能界はテレビで名前を売ってコンサートやCMで稼ぐというのが正統派のビジネスモデルになっています。ということはテレビへの露出が減れば減るほど収入は減ることになる。当然、他の大手プロはここを先途と攻勢をかけてきます。たとえば、NHKの大河を見れば歴然ですが、最近はジャニーズ事務所とホリプロとアミューズでほぼ主役を回していた。ここからジャニーズが抜けたら業界地図は一変しますよ」(前出の肥留間正明氏)

 実はジャニーズ事務所は1975年、郷ひろみが抜けた時も存続の危機に陥っていた。売れっ子といえるのは川崎麻世ぐらい。再び上昇気流に乗ったのは「たのきんトリオ」(近藤真彦田原俊彦、野村義男)が登場した80年代に入ってからだ。

「SMAPに続く人気グループの嵐もメンバーが全員30代で、これ以上の伸びしろはない。それに続くグループが育っていないのが事務所としては痛い」(前出のテレビ関係者)

 SMAP解散は芸能界で隆盛を誇るジャニーズ帝国崩壊の幕開けとなりそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因