GSオックスでギター 岡田志郎さんは20坪の居酒屋オーナー

公開日: 更新日:

 一方、「オックス」といえば、やはり激しいパフォーマンス。ボーカルの野口ヒデトや赤松愛がステージを転げ回り、最後は失神。それにつられて、観客まで失神する騒ぎが話題となった。

「あれはトランス状態になってステージに倒れ込んだのが発端。観客の失神は、今で言う“過呼吸症候群”だったんだろうね」

 ところが、教育上よくないとしてPTAが騒ぎだし、当時の文部省まで巻き込む大問題に発展した。次第にコンサート会場が借りられなくなり、これがGSブーム衰退の一因となった。

 オックスは71年5月、池袋ACBでのファイナル公演で解散した。

「それから半年ほどアメリカでヒッピー生活をして、帰国後は77年まで音楽活動。そして西麻布で芸能事務所を経営してた時に、長戸大幸(音楽プロデューサー)と知り合い、ビーイングの立ち上げに参加したんだ」

 岡田さんは同社で、プロデューサーやサウンドアドバイザーとして、所属歌手の楽曲制作に携わったほか、B’zやZARD、倉木麻衣らのコンサートをバックアップ。裏方に徹した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした