かさむ麻央の治療費…海老蔵がファンクラブ発足の裏事情

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 FCの年会費は5000円で、後援会費と比べると4分の1程度(入会金は2000円)と割安だが、今回のイベント参加は有料会員のみの特典で、希望者は500人以上。報道もいい宣伝となり、会員数は右肩上がりで伸びていきそうだ。

 FC発足の裏にあるのは海老蔵の厳しいフトコロ事情である。父團十郎が保証人として抱え込んだ億単位の借金の一部は未完済であり、妻・麻央のがんの治療費もかさむためカネはいくらあっても足りない。今年一年を振り返ると、公演だけでもほぼ毎月舞台に立ち続け、馬車馬のように働きまくっている。しかし――。

歌舞伎界を代表するスター役者なのに、今年歌舞伎座に立ったのは『團菊祭』と『七月花形歌舞伎』の2回のみ。これが何を意味するのか。スターゆえに脇役でのキャスティングはできず、他の一門からはなかなかお呼びがかからない。だからこそ自主公演やディナーショー、ドラマ出演などで自ら活動の場をつくる必要がある。財政難に加え、実力や知名度があるからこそのジレンマも抱えているのです」(前出の演劇関係者)

 大名跡を継ぐ男の苦労は計り知れない。

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