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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

SMAP5人は来年ライバルに 芸能界は最終的には個人の才能

公開日: 更新日:

 SMAPとして最後の出演となった冠番組「スマスマ」(フジテレビ系)は5人揃っての歌(収録)はあったが、個々の挨拶はなくフィナーレを迎えた。偉大なアイドルグループとしての足跡は感動的なものだっただけに、物足りなさが残った。

 思えば、解散話が動き出したのは1年以上も前とされる。独立・解散に動いた中居正広ら4人と木村拓哉の対立軸が大きくクローズアップされた独立劇は今年の1月、くだんの番組で異例の公開謝罪。事務所がお膳立てしたテレビ謝罪を巡っては「可哀想」という意見が大半を占めシコリを残していた。

 その後の「スマスマ」の画面からもメンバー間のギクシャク感が伝わってきた。「あの状態で新たに5人が揃って歌うなんて、とても無理」と業界内では最初から紅白出場は「ない」とみられていた。埋めようのないメンバー間のミゾ。加えて事務所との間にも確執が生まれていた。副社長に「踊りは下手」と週刊誌で公然と言われたことから端を発したお家騒動。

 SMAP育ての親、I女史は退職。独立騒動につながった。舵取りを失ったグループは蛇行を始める。香取慎吾に「芸能界引退」の話が出たのも迷走するメンバーを象徴するものだった。世間の喧騒をよそに淡々と仕事をこなしてきたメンバー。本来なら、SMAPとしてラストとなる大晦日の「紅白」の前後に解散会見。思い出を語り巣立っていくのがもっとも自然。「紅白」が必死に出演交渉したのもわかる。が、夢かなわず。

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