1人残る無言ラスト…キムタクがブチ壊したSMAP再結成の夢

公開日: 更新日:

 最後の最後だというのに、ファンへのメッセージもなければメンバー同士のねぎらいの抱擁もなし。溝の深さだけを感じさせる結末となった。

 年内いっぱいで解散するSMAPのメンバーが唯一全員揃うレギュラー番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の最終回が26日に放送。番組ラストでは、今月1日に収録されたヒット曲「世界に一つだけの花」が披露された。これで5人揃っての歌唱は見納め。画面を見つめるファンはメンバーの肉声を期待したが、歌唱後に約90秒間、お辞儀をして無言で幕を引いた。

 再び幕が上がると、感極まった中居正広(44)が背を向けて涙を拭う場面も見られたが、中居、香取慎吾(39)、稲垣吾郎(43)、草彅剛(42)の4人が淡々とステージを引き揚げる中、1人残って立ち尽くしたのが木村拓哉(44)だった。

 木村は、中居らがジャニーズ事務所からの独立を計画した際に1人だけ残留を表明したため裏切り者扱いに。もちろん、キムタクなりの言い分はあるのだろうが、袂を分かった4人との関係は最悪で、口もきかないといわれていた。

 それでも今回は、ファンに5人揃った姿を見せる最後の機会だった。にもかかわらず、1人ステージに残る“演出”のせいで、あらためて4人との関係性がリアルに画面に映し出されてしまった。長年のファンにしてみれば、再結成の夢も希望も打ち砕く後味の悪いラストステージになったに違いない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  3. 3

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  4. 4

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  5. 5

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  1. 6

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  2. 7

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  3. 8

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 9

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  5. 10

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情