「ねほりんぱほりん」が話題 攻める“大人のEテレ”の魅力

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「掛け値ナシで“今期で一番”面白い番組です。業界でコンプライアンスが叫ばれ、やれることがどんどん狭まっている中、意欲的に視点を広げて番組を作っている。生身の人間じゃなく、ブタさんとモグラ人形に言わせるあたりはいかにもEテレらしい。行き詰まった状況の中で、なんとかして新しいモノを開拓する、あるいは作り替えるというチャレンジ精神は、サラリーマンも見習うべき点があるかもしれません」

 こう言うのは、テレビウオッチャーの桧山珠美氏。“今期で一番”の番組とは、Eテレで放送中の「ねほりんぱほりん」(水曜PM11~)だ。

 痴漢の冤罪者や1億円の宝くじ当せん者など、顔出しNGのゲストを毎回引っ張り出し、ゲストはブタに、聞き手の山里亮太とYOUはモグラの人形に扮して、めったに表に出ない社会の赤裸々な真実を“ねほりはほり”聞き出すトーク番組だ。

 聞き手2人の突っ込み具合は、遠慮ナシに「何で?」を連発する大阪のオバちゃんのよう。思わず、「そこまで聞いていいの」と言いたくなるくらい。

 番組最後の天気予報は、あの“ヤン坊マー坊天気予報”のパクリみたいで、これまた「大丈夫なの」と心配になる。

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