コスプレでも「断らない」 遠藤憲一が貫く俳優の仕事観

公開日: 更新日:

 中高年男の鑑ではないか。こわもてのイメージから一転、CMなどでコミカルな役柄が増えている俳優の遠藤憲一(55)が4日、都内でのイベント会場でその胸中を語った。イベントが「コミュニケーション・ロボット 週刊 鉄腕アトムを作ろう!」だったからか、頭頂部がはげあがったカツラと団子鼻の「お茶の水博士」コスプレで登場してこう言った。

「最近、何でもやると思われているんです。何だか、芸人さんよりも芸人さんみたいになっちゃって……。今年で56歳なんだけど、年齢とともにそういう役が増えていって、こんなイメージじゃなかったんですけどね」

 自虐ネタで笑いを誘いつつ、こんな仕事観を語った。

「CMとかで(俳優とは)また違う、独特な世界なことに挑戦するのは、仕事にメリハリが利いていいです。どんな仕事でも、命にさえかかわりなければ、何が来ても断らない。これからも恥ずかしがらず、いろんなことに挑戦していきたい」

 自らのコスプレ姿を指して、「やっぱり、こういうのが好きなんですよ」と遠藤。

 仕事に選り好みせず、受け入れて、前向きに楽しんでしまう。「置かれた場所で咲く」この姿勢、中高年サラリーマンには、大いに参考になりそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾