事業ウハウハの梨花も? 芸能人と海外暮らしの意外な関係

公開日: 更新日:

 つまり1年の半分以上海外にいれば所得税がゼロ。これを「パーマネントトラベラー」または「パーペチュアル・トラベラー」(PT/永遠の旅行者)と呼ぶ。PTに関する著書の多い、PT研究家の木村昭二氏がこう語る。

「マメに日本とハワイを往復するとなると、PTの可能性があります。今は居住国によってメリットは薄れていますが、個人所得に関しては節税のメリットがあるといえるでしょう」

■中途半端な往来で脱税とみなされることも

 居住理由について所属事務所に問い合わせたところ、締め切りまでに回答は得られなかったが、高額所得者ともなると収入の半分が税金というから、梨花がPTなら、節税にはさぞ効果的だろう。芸能界ではその昔、実業家として成功しつつ、海外を転々としていた大橋巨泉(故人)が代表的なPTといわれている。

「芸能人は個人所得が大きいから、節税対策のひとつとして考えている人も多いですね。有名女優のMさんなどPTの準備をしている方はいっぱいいますよ」(ある芸能関係者)

 しかし、「中途半端に往来すると、ハリー・ポッターの翻訳家のように脱税と見なされる場合もあります」(木村氏)という。

 地震もなく、一人息子の国際教育が行き届き、ゆるっと節税もできる。梨花にとってハワイはまさに“楽園”のようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」