著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

武井咲の電撃婚にみる“映画女優”と“テレビ女優”の違い

公開日: 更新日:

 が、大きなリスクも伴う。武井は放送中の「黒革の手帖」(テレ朝系)に続き秋ドラマ、年明けのドラマとスケジュールはびっしり詰まっている。

 さらに10社のCM。デキ婚は絶対にできない状況。すでに億単位の違約金が発生すると報じられ、祝福ムードからメディアも一転、シビアな話に変わった。近年のデキ婚に「プロ意識がない」とベテラン女優は嘆くだろうが、武井にすれば、女優業よりも長年の夢だった結婚を優先しただけのことだろう。

 ここに映画女優とテレビ女優の違いを感じる。映画女優は明日のスターを夢見て女優の世界に飛び込み、私生活を犠牲にして芸を学び、自力で這い上がっていく世界だった。テレビ女優は、モデルやタレントとしてスタート。人気と認知度を上げて、事務所が敷いた路線に乗って女優になる。当人の実力よりも事務所のサポートによるところが大きいことから、「ゴリ押し」とヤユされるのである。

 事務所としては「看板女優にさせたい」一心で仕事を次々と入れても、意思疎通がなければ、当人は「女優をさせられている」という意識に変わっても不思議はない。女優と事務所との間の冷戦が垣間見られた結婚だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石原プロ「炊き出しの流儀」 被災地一番乗りがエラいわけではない

  2. 2

    橋上巨人が“不祥事”阿部前監督の遺産に助けられる幸運…“肝いり選手”が投打で躍動

  3. 3

    横浜流星「BL作品興味なし」発言に滲むプロ意識 「べらぼう」後初の民放連ドラ主演で注目

  4. 4

    2026夏の甲子園「優勝校はココだ!」 本紙と専門家が徹底予想、“対抗”含む5校を紹介

  5. 5

    広末涼子「THE TIME,」での地上波復帰に驚き広がる ブーイングの中で8月6日に特別企画放送へ

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    自民税調会が紛糾し党内大荒れ! 高市首相「消費税減税」でいよいよトドメ…反対派議員が証言

  3. 8

    ポールの一曲一曲に足りないジョンの曲作りの不思議感覚

  4. 9

    『バック・イン・ザ・U.S.S.R.』旧ソ連や黒人解放がインスピレーションを与えた時代

  5. 10

    大谷翔平は今季中の投手復帰どころか「二刀流消滅危機」…左膝に加え右腕の違和感を改めて露呈